怒りの葡萄(The Grapes of Wrath)

ルート66関連映画の代表作
■ トリビア
 
1939年に発表されたジョン・スタインベックの同名小説を1940年にジョン・フォード監督により映画化。
<ストーリー>
 不況の嵐に農場を追われた貧しい一家が、カリフォルニアの楽園を目指して旅立った。だが様々な困難を乗り越えて辿り着いた彼らが見たものは、溢れる農民と絶望的な生活だった……。
 モノクロ映画
<キャスト>
トム・ジョード…ヘンリー・フォンダ
母…ジェーン・ダーウェル
ケーシー…ジョン・キャラダイン
祖父…チャーリー・グレープウィン
ローザシャーン…ドリス・ボウドン
父…ラッセル・シンプソン

■ 勝手気ままなレビュー
 ルート66の別名として一番聞き慣れた呼び名と言えば「マザーロード」ですが,この呼び名を有名にした映画がジョン・スタインベックの小説をジョン・フォードにより映画化された「怒りの葡萄」です。1930年代に土地の荒廃により起こった砂嵐(「ダストボウル」と呼ばれている)のため大恐慌に陥いり仕事や土地を失ったオーキー(オクラホマ出身の人をさして言う言葉。後に差別語「汚い奴ら」という意味で使われた)と呼ばれるジョード家の家族がオクラホマから夢と希望を抱きカリフォルニアへ向かうのだが,その先に待っていたものは……。
 この移動に使われた道がルート66すなわち,マザーロードです。
 この映画の主人公はヘンリー・フォンダ演ずる「トム・ジョード」だが,トムの母親役「Ma Joad」を演じたジェーン・ダーウェルの素晴らしさが助演女優賞を受賞したほどの名脇役として心に残る。
 私感となるが,「マザーロード」のマザーとはまさしく,トムの母の母親像をさしており,家族が協力し生き抜く姿を主役であるトム・ジョードを前面に出し,その後ろで大きく包み込む母こそがこの映画の要となっているように思います。
 「怒りの葡萄」は当時のルート66や建物などを見ることのできる貴重な映画です。
 冒頭ではルート66のサインボードの脇をジョード家の車が走り抜けるシーン(右写真)やSayreという街にある Beckham Co Courthouse(下写真左が映画より抜粋したもので,同じようなところから現在のコートハウスを撮ってみたのが右写真です) の当時の姿を見ることができます。


ウインドウを閉じる


写真と白い文字(マウスオーバーすると文字が赤く変わる)はGoogle Mapや詳細サイトへリンクされています。
Google Mapはクリック後の表示に時間がかかることがありますので,気長にお待ち下さい。場所によってはその付近までの表示しかできない場合がありますので,その場合は根気よく付近を探索して下さい。
Google Map上の位置には個人的な思い込みなどもあります。ご理解の上ご利用下さい。